日誌 その39
今回はPC(Steam)版「DRAGONS DOGMAーDARK ARISEN」です。
去年の年末のセールで確か¥1200ほどで投げ売りされてて、評価も良かったので
買ってみました。
ゲームとしてはまんまスカイリムですね。最初の発売時期が2012年なので、
かなり意識して開発したと思う部分が随所にあります。
ただ細かい部分は結構違って居て、スカイリムほど自由に歩き回ったりは
出来ないし、何より水中へ入っての行動も出来ないようになってます。
基本的にクエストを繰り返して、最終目標のドラゴンを倒す(ざっくり言うと)
のが目的ですが、メイン・サブとクエストの数はかなりの数用意されてます。
戦闘もジョブやそれに伴う固有スキルを駆使してモンスターを討伐するスタイルで、
馴染みやすく見栄えも良いです。
しかしスカイリムと比較すると見劣るとまで行かずとも、こじんまりした
印象は拭えず、スカイリムをMODありきでプレイするとかなり地味な印象を
受けるもの事実です。
最近のゲームの事は詳しくないのですが、前提としてPSからの発生なので、
グラフィック面でかなり厳しい。
キャラクターエディットも頑張っているけど、被り物(ヘルメットとか帽子)
装備すると意味ないって場合が多々あって、煮詰めきれてないかなと感じました。
ゲームのボリューム自体はそこそこあるのですが、難易度ノーマル以上でプレイ
したとして、中盤までなにかと苦戦する「盗賊」が瞬殺出来る強さが身につくと、
ほとんど死なないです。手に入る装備、特に防具のバランスとスキルが強すぎて、
終わってみると盗賊から逃げ回ってた時が最もハラハラしたなって感じです。
そこで2016年にDLCとして発売されたDARK AREISENはかなり難易度高めに
設定されています。
ただし、これも殆ど初見殺しなギミックばかりで、最強から2つ、3つ目辺りの
装備が手に入りだすと、ただの装備集めするだけのゲームになってますね。
でもこれは悪い意味ではなくて、古の「Wizardry」の武器収集のノリに近い
ものがあって結構楽しかったです。
ただ、これもツメが甘いと言うか、呪われた黒呪アイテムを方々に設置された
宝箱から集めて、「リム」を消費して呪いを解除してアイテムを得るってシステム
なのですが、とにかくリムが貯まらない。
結果、最強クラスのアイテムが出る黒呪品以外はただ捨てるって事を繰り返して、
飽きが思いの外早く訪れる。
モンスターがランダムでドロップ(するモンスターも居るのだけど)するシステム
にすれば良かったと思うのだけど、宝箱にしたので戦闘もせずただ宝箱開けて回収
するマラソンになる。
となれば従者と言われるポーンも邪魔になるので、結局ソロでひたすら走るゲー
になってフッと飽きが来て終わり。
解呪も完全ランダムならまだ救いがあったが、テーブルとある法則で管理されて
るのでその種が分かると何が出るか大方の検討が付く残念なシステムにもなって
ます。この部分はダメだなって思わなかったのかが不思議。
あと自分+3人のポーンと言われる従者(自分でエディットしたポーン1+他の
プレイヤーのポーン2)3人連れて冒険するのですが、AIがバカすぎて正直後半は
ただ邪魔。
あと8つのジョブがあるが、アサシンやマジックアーチャーにはポーンは成れない
のでパーティー構成のバリエーションも思ったほど無いのも事実。
その上、装備品は相当量用意されてるけど結局皆同じ装備になって、同じ格好した
4人組でうろつく残念な結果になってしまう。
序盤から中盤はクエストの絡みも良く練られてるけど、それ以降はかなり雑な作りに
なってる印象は拭えないゲームなってて残念に思いました。
たぶん後半のあっさり感に対して発売したDLCだった気がしますが、やっつけ感が
見え隠れするのも事実です。
けど日本のメーカーが作ったオープンワールドのRPGとしてゼルダシリーズと双璧を
なす作品になり得る可能性は感じれたので、発売から7年たって続編の噂は無いそうですが
カプコンには頑張って欲しいですね。
ユーザー間でポーンを貸し借りするってシステムは面白いと思いましたし、やっぱり
ストーリーをクリアするとは別にアイテム収集はRPGのもう一つの醍醐味だと再確認
出来ました。
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