日誌 その27

復活です、KICK THE CAN CREW。

個人的には今年一番のニュースかも。ちょっと出遅れてますけど・・。

十数年ぶりに復活してどうか・・・と懸念しましたけど、それは杞憂で
あのキックが帰って来て嬉しいですね。

評価って部分はこれからされていくと思いますけど、僕はこの千%好き
です。


さて時は1990年代の終わりから、2005年前後まで日本の音楽シーンは
空前のHIPHOPブームに沸いたと記憶しています。

まさに猫も杓子もで、アイドル(ジャニ)なんかもラップ調で歌った
りしてて。


僕個人も今回復活したキックはもちろん、Dragon Ash、RIP SLYME
ケツメイシやSOLD OUTなどなどばかり聴いてた記憶があります。

その先駆けと言うか、出会いになったのは勿論、

Let yourself go,Let myself goです。

まだ20代でバイク乗ってるまだまだガキの頃です。
初めて見たのはバイト終わって帰宅し、深夜にやってたTVか
なにかだったと思うけど、

めっちゃくちゃカッコいい!

ってただ思った。それまで90年代の音楽ってPUFFYみたいな
グループも居たけど、好きだ愛してるの恋愛ソングばかりだった
気がします。個人的にはマンネリ感に支配されてました。
もちろん、ミスチルやスピッツ、B'zなど偉大なアーティストも
台頭してたけど基本恋愛ソングだった気がする。

そこへこの楽曲ですよ 笑。

東へ西へ日々は流れ、それぞれに何か表現し続け・・・

速攻でCDを買いに行ったのを憶えています。

そして、

Grateful daysです。これとこの半年前に正に彗星の様に降臨
した宇多田ヒカルによって、勢力図と言うか「流れが」一変したと
感じました(一番割を食ったのは浜崎あゆみか・・)。

そして怒涛のごとく、

Steady & Co. - 春夏秋冬が来て、トドメに、

RIP SLYMEの楽園ベイベーです。

たぶん個人的に現時点で人生で最も聴いてる曲だと思います。
あと何十年か生きても、毎年夏に毎日聞くので自分の中で
越えることは無いと思います。それくらい今でも夏って季節を
考えなくても大好きな曲です。

キックが「クリスマスイブ・ラップ」でメジャーになったと思うの
ですが、オリジナルより僕は好きです。

個人的には、

sayonara sayonara,とアンバランスが今も好きです。

m-floの「let go」も名曲ですし、

SOLD OUTのDreamDriveも夏の定番です(個人的に)。

そして、

ケツメイシ さくら(高画質な物が無かった・・)

個人的には「桜」を題材にした楽曲でこれを越えるものは、
今後登場しないと思いこんでます 笑。

このさくらで2004年ですね。4:3のアスペクト比にやや時代を
感じます。

あと「スケーボーキング」が大好きでした。
(Killing fieldは名盤だと思う)。


ただ、一気に火が付いたのもあったのか僕個人の印象かも知れま
せんが、このさくらを境に、ヒップホップが収束していった気が
します。

1998年前後から2005年くらいまでなので、そのブームとしては
決して短くはなかった様に思う。

それはあくまで僕個人の感想だけど、いま此処でざっと列挙した
人たちが「本物」だったからだと思う。

実際後年知り合った人たちと音楽の話に(カラオケ絡みですけど)
なったりした時に、ケツメイシの「さくら」や、Dragon Ashの
「Grateful days」や「Life goes on」、Steady & Coのアルバム
「CHAMBERS」や「楽園ベイベー」のCD買って今も持ってる~
って人は結構居た。


もう日本は握手券絡みのCDしか売れない国になって久しいですが、
猫も杓子もって位に盛り上がったヒップホップブームの終焉と切っ
ても切れないのは、コアな人達はこれらをヒップホップと認めずに
(未だに?)、「セルアウト」と揶揄し、それをコアなファンも
倣ってネットなどで批判し続けた。

実際1度だけ、

「セルアウトラッパー好きなんだ」

と言われたことがあります、その人の好きなアーティストは
全然知らない人でしたけど僕的には。


そして、あのキングギドラの「公開処刑」だった様に思います。

当時は今以上にDragon Ashに入れ込んでたので、

「ZEEBRAのボケっ」

とか思ってましたけど(ファンの人ごめんなさい)、こうして
10年以上経った今となっては、確かにDisりたくなる気持も分かる
かな・・・とは感じる。いろんな意味で。

ただ一般の人(僕を含めて)からすると、

「ラッパーの人達って気に食わないと、わざわざ曲にして悪口言う
んだねー、なんか良いこと言ってても野蛮だよね」

これも実際に言われた事なんですけど、一般からするとその程度の
認識しかない。


それが大御所(ずっとただZEEBRA嫌いだったのでTVとか出てきても
チャンネル変えたりしてよく知らず、最近色々調べて知った 汗)
のZEEBRAが当時何かと目立って、一般に最も認知されてたKJをDis
ったのでただヒップホップに対する嫌悪感が独り歩きしてしまって
一般の「何でも聞く層」は離れた・・・様に今にすると思います。

彼等が本物か偽物以前に。


本場(US?)では多民族で個を尊重する土台があるけど、日本は
良くも悪くも横並び文化。

え?仲間じゃないの?って思ってる人たちが(これは一方的だが)
悪口言い合って罵り合ってるって見聞きしたら・・

もうそれに関わってる人のCD、いくら歌詞の内容が良くても
お金出して買って聞こうと思いませんよね。

しかも繁華街を肩で風切って歩いてる様な風体のコアな人達が、
悪意全開でこき下ろしてたりするんですし・・・リップなんてよく
その標的になってたイメージありますけど。

ヒップホップに興味持って、色々調べて調べるほど嫌悪感が募る
世界。それがこの国のヒップホップと言うかアンダーグランドな
シーンの現実じゃないですかね。

マジョリティ層はお断りって看板でてるお店って感じで。

当時からずっと不思議なのだけど、メジャーシーンで受けて売れ
たらダメな事なのかね。

歴史とか知らない完全なにわかだけど、たぶん成功したのって
Dragon AhsとRIP SLYMEとケツメイシですよね。

何万人もお客さん呼べて、ミリオンに近いセールス持ってて。

一般的な認知って意味でも同じだと思うのだけど、それを
「偽物」「まがいもの」って揶揄する事が今もよく理解できない。

にわか丸出しの考えかも知れないけど、となればエミネムや
かの2Pac(かな?)はさらに「偽物」って定義が成り立ちます
よね。ここが数年経っても凄く不思議だ。

成功なんて必要ない・・って言うのならそうなのだろうけど、
それだとジャンルとして永遠にマイナーであり続けるって事に
直結しますよね。


そして僕自身も、Dragon Ash(KJ)がラップ歌わなくなって、
キックが活動休止し、SOLD OUTも解散し、ケツメイシが悲しい
位に太って(笑)、RIP SLYMEもあまり目にしなくなると共に
新しい曲を追わなくなり、ここに書いた好きな曲をずっとプレイ
リストに入れたまま聞く日々が始まります。

その間に日本の音楽シーンそのものが完全に死んでましたけど。

もう数年、その年を代表する曲ってないですよね。

毎回ミリオン、ダブルミリオンって報道されてる某グループの曲
なんてそれこそ一般層は殆ど曲名すら知りませんし。


そんな中でキックの復活です。

「千%」速攻でレコチョク(au使ってる情弱なので^^;)で購入したの
ですけど、それ以前に購入した歌って、

川べりの家 松崎ナオです・・・もう3年位前ですね。


そんな中若年層中心に、またヒップホップが盛り上がりつつ
あると目にしたので、ちょっと数年・・・約10年ぶりくらいに
トレンドを調べて見ることに・・

続く。

(あくまで此処に書いたのは、個人的な見解ですのであしからず)

格子力映像研究所 V9

またまた懲りずに復活 (゚∀゚)

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