日誌 その30
30回目の日誌がアクアリウムになるとは予想していませんでしたが、
本来のCGは開店休業状態ですし・・・。
「メイドインアビス」の「ナナチ」でも作ってみようかと思ったりも
するのですが、中々昔のように何時間も時間取れないですしね。
因みにその「ナナチ」って男の子だったんですね、あのモフモフ
で男の子キャラとは見た目を裏切りっぱなしのアビスでした。
さて、前回ざっと私のアクアリウム歴なるものを、ダラダラと
語ったのですが、その続きです。
上の画像は現在唯一維持してる25cmキューブです。
元々は10年ほど前に「レッドチェリーシュリンプ」の繁殖をしようと
立ち上げた水槽です。
なぜ中途半端な25cmかと言うと、かの「エデェニックシェルト」で
運用する予定でした。
テーブルの上に置いて、エデェニックシェルトが水槽の真横に設置
出来る仕様だったので、それも含めると30だとスペースが無かった
のです。
しかし、
まだ出たばかりの頃でした。最初の一台は付属のリング濾材をその
まま使ってしまって早々にシャフトイカれました。メーカーの不具
合だったみたいなんですけど気付かず、2台目購入しエーハイムの
サブストで運用するもすぐに目詰まりして水流が激減するので、結局
2211で運用することになるのですけど。
現在販売されてるエデェニックシェルトV3は、ブログやユーチューブで
使ってる人も多いので、色々改良されたのかも知れませんね。
レッドチェリーシュリンプにしたのは、それ以前にレッドビーの
繁殖に何度も失敗しているので、ミナミの近影種なら簡単かと思った
からです。簡単では無かったですけどね。
それ以降は、「アベニーパファー」専用水槽にしてました。
(チャーム生体商品画像より)
基本単独飼育が望ましいので、25cm水槽でOKでしたし、なにより
3cmほどの小さな身体で泳ぎ方、仕草、あの体型にくるくる動く目!、
小型魚で最強に可愛い子だと思います。
個体差はありますが、慣れる子だと掃除で手を入れるとまとわりついて
突いてきますからね。犬に近いですもはや。
そんなパファーも3代(1匹を3回)飼育してきたのですが、一昨年の
冬に最後の子が☆(寿命で)になってからは新しく購入せず、またあの
震災以降、複数の水槽を管理するのを一先ず辞めることにしたので、
その他の水槽にいた生体を此処へ移して、他は片付けていました。
元々パファー(+ヤマト2匹とオトシン2匹)専用水槽だったので、
成長の遅いミクロソリウムだけ置いてました。パファーも消灯時はその
上で寝てますしねw。
過疎水槽だったのでコケに悩むことも無く、気付いた時水換えと足し
水で、今年の夏にはレッドファントムx1とヤマトx2なってました。
が、
9月の始め水槽から異臭がするのでよくよく見ると、コケと言うか茶色い
「藻」に底床や岩が覆われていたので、週末をまって半リセットしました。
このソイルは記憶では4年くらい使ってます。
異物の付着が酷い部分を取り除いて、数回水槽に水を張って吸い出しを
繰り返して崩れ砂状になった物を吸い出して、全体的に薄く家に残ってた
ソイルを足しました。
岩など清掃したものを配置し、コールタールのような汚れに覆われてた
2211の濾材は水道直のホースで洗浄しました。
バクテリア云々より病気のリスクがあるなと思ったからです。
そのまま数日循環させ、バケツに飼育水で退避させてたレッドファントムと
ヤマトを戻しました。
昔チャームのおまけのたった2枚の葉から手のひらまで育成した、ナロー
リーフは再生不可と判断して、トライデントとキューバを植えたのが
その翌週、更に翌週にレッドファントムX3とブラックファントムX3を
投入して今に至ります。
流木はリセット確定した段階でストックの物に、とりま近くのペット
ショップで購入したモス(ノーマル)を捲いて、バケツに水をはって
半日影に放置してたら1週間でほぼ活着しました。
最初から水槽にいれるより、この方法は確実なので真冬以外はオススメ
です。
また長い前置きになりましたが、個々からが本題です^^;。
(ぷち)リセットから今日でちょうど3週間、約20日経過したのですが、
今のところこの水槽にコケらしいものは発生していません。
水換えは一周目が2日ごとに1/3、2週目が3日ごと、今週は日曜日に
水換えしたっきりです。
底床内や残ってた飼育水にバクテリアが居た可能性や、実は現在2213を
メインに2211をプレにして回しているので、濾過もカナリ強力です。
ざっと濾過槽は5L近い計算ですしね(2213のバケットは使ってません)。
10Lそこそこの水量にその半分近い容量の濾過容量になりますから。
水流を懸念していましたが、プレの2211に厚手パッドを3枚重ねて入れた
成果か、以前45で使ってたポピーグラスが優秀なのかファントム達も
普通に泳いでいます。
さて水草水槽、現在世の中の定番になってる30cmキューブでやって
いくとして、水草や生体が健康に飼育できて、コケとの終わりなき戦いに
終始せずに済むには何が一番大切だと思いますか?。
もちろん飼育水ですが、逆を返せばフィルターや水槽内を含めたバクテリア
ですよね。主に好気バクテリア。
まぁそんな事は僕に言われなくてもわかってるわい!って言われそうです
けど、新しく水槽を立ち上げて、仮に流行りの佗び草を導入したとします。
もちろんパワーサンド的な物を底床下には敷いて、CO2添加も明るいLEDも
完備したとして。
その佗び草が10日ほどで茂り初めるかと思うのですが、その頃コケも目に
付き始めますよね。
でも水草の成長が水槽内の栄養素をぐんぐん消費してくれるので、まだ
許容内だったりすると思います。
水草も茂り始めたので、生体を追加したりするのもこの頃ですよね。
更に10日経って最初のトリミングした後はどうですかね?。
コケの勢力が一気に優勢になりませんかね?。
でもそのコケの勢いより、トリミングした水草が最初ほど育たない事の
方が気になって、CO2を1秒に2滴にしたり、液肥やあのイニ棒ソイルに
ぶち込んだりしませんでしたか?。
もし、してたら・・・コケ消えませんよね、ヤマト何匹入れても。
これは僕の独断と偏見ですのでチラシの裏の落書き程度に思って貰って
良いのですが、飼育環境のバランスが崩壊してるんですよね。
一言で言うと、バクテリアが水を生物濾過出来てない。
原因は色々あるのですけど、僕の経験では圧倒的に不足しているのは、
「酸素」
ですね。良くも悪くもADAが提唱したネイチャーアクアリウムはCO2の
過剰に近い強制添加で太陽光に劣る照明をある意味補い育成するやり方。
それはそれで正解で、それまで出来なかった事が可能になったのだけど、
みな「CO2!」は頭から離れないけど、「酸素」ようは飼育水の酸素溶融
濃度は殆ど気にしない。試薬使っても亜硝酸とアンモニアとかですし。
昔に比べて照明は明るくなり、CO2の機器も安く手に入りやすくなった
ので、気泡は昔ほど憧れる事象ではなく「当たり前の光景」になった。
あれだけ点灯中に酸素が水草から供給されたら、翌日まで余裕じゃん。
て思うのも無理ない。それに植物からの供給は溶融しやすいですしね。
しかし徐々に徐々に酸素不足の症状は進行していくので気づきにくい。
だけど、30cmの総水量は25Lほど。底床や岩石など除くと20L前後。
その20Lに溶融した酸素で翌日の点灯時まで生体、水草そして濾過槽
のバクテリアの要求量を賄えるかと言えば、経験上ほぼ不可能なのが
現実だったりする。
魚は苦しそうにしてないけど?・・・魚が苦しそうにするレベルなら
とっくにその水槽の環境は崩壊してます。
見た目に分からないけど、酸素不足で濾過槽の好気バクテリアは死滅
しないまでも、なんとか現状維持って状態。せっかく濾材に定着して
ても。
増殖数=死滅数が増殖数<死滅数に進んでる。
増殖数>>死滅数を如何に維持するかを、最初にまず考えないと上手く
行かない。
最初のトリミングで、なんか水槽の調子悪くなるって経験した人は
結構いると思うのだけど、それは酸素の供給がさらに減った=濾過
能力が落ちたのが一番の原因。勿論それだけではないけど。
ちなみADAのアクアジャーナルでは僕が読み始めた頃から、消灯時の
エアレーションを推奨してます。
ただエアストーンでエアレーションするにも蓋しないと周りに跳ねるし、
何より30cm程度の水槽に非常にストーンが邪魔^^;。小さいストーン
では効果は薄いし。
だけど何も水槽内に酸素の泡を供給しなくても、空気と接してる面を
増やせば少なからず供給される。ようは水面を動かしてやれば良い。
実はエアレーションも同じ理屈。あの泡が水に溶ける訳ではない。
使用しているフィルターはマチマチなので、人それぞれになりますが、
注水口、パイプだったりを夜間だけ水面より上に出してやるだけで
かなり効果があります。
これは以前、家を1週間程空ける事があって照明はタイマーで動作させ
てたのだけど、足し水する手段が思いつかず状態悪くなってるだろう
なぁと帰宅したら、予想に反して逆に良くなってた経験からです。
季節は初夏で蒸発も激しかったのか、まだエーハイムのシャワーパイプ
だったのだけど水面から完全に露出してました。
けど、少しコケてたヘアグラスが綺麗になってたり、全く水換えもして
ないのにガラス面にコケも確認出来なかったので、もしやって感じです。
それからすぐ最初に「バイオレットグラス」を買って、水流強くなり
過ぎたのでポピーグラスを買って消灯時は水面から1/3出るようにして
います。
その他の水槽も、大きな声では言えませんがヤフオクで昔大量に売られてた、
なんちゃってリリィーパイプモドキを買って使ったりしてました・・・。
褒められた事じゃないけど、アレ・・プラで使い勝手良かったのだけどなぁ、
ADAさんプラスチック製作ってくれませんかね?w。
今ならエーハイムからオプションでよく似た製品もありますし、なんか
始めたばかりだけど調子悪って人がもし読んでくれていたら、水面揺らし
からの酸素供給試して下さい。損はしませんよ。
結論としては、自分が考えている以上に水槽のバクテリア筆頭に様々な
生き物たちは夜中酸素を消費しています。
(嫌気バクテリアは未だによくわからないし対策も分からないので敢えて
省いて書いてますのであしからず・・)
この酸素の積極的な供給が柱になるのですが、久々にユーチューブなどで
アクアリウム「始めた」的な動画みてると、皆さんパワーサンド的な物
惜しみなく使ってセットしてますよね例外なく。
確かにアレを底床下に敷く、敷かないで水草の成長は全然違います。
(底床無いの嫌気化って説は、個人的にはあまり重要視してません。
田んぼや、夏ソフトボトムでも琵琶湖で水草ジャングルになってますし)
個人的な経験ではグリーンロタラやヘアグラスをアクアジャーナル的に
茂らさせようと思ったら敷かないとカナリ難しい。
ただ、
規定量敷く必要は無いと思います。1/3か半分で良いです。使うソイルの
種類にもよりますが、水草を底床の95%最初から植栽しない限り大半は
コケの餌です。
ヨーロッパの何処かの水族館みたいに、毎日数%欠かさず水換えするなら
良いですけど、仕事や家庭や学校あったらそれは続きません。
そして肥料なのですけど、昔はADAとマーフィード?くらいしか目に
しませんでしたが今は色々ありますよね。
パッケージ見たら、これさえあれば水草完璧みたいに思っちゃいますけど、
新規で立ち上げてパワーサンド系敷いて、それなりの厚みにソイルも敷いて、
やや過剰な生体数居るなら、少なくとも立ち上げから半年は生育系の肥料は
必要ないです。水草によっては1年大丈夫です。
ただカリウムと、鉄(2か鉄?)は添加したほうが良いです。
特にCO2の強制添加は今は殆どの人がしてると思うので、カリウムを入れ
ないと水草の色が抜けたりします。でも入れすぎても意味ないです。
あと水草に施肥するなら、状態が好調~絶好調の時にしないとほぼ無意味に
終わります。調子悪い時に施肥してもコケの餌にしかなりません。
因みに過剰に添加した栄養分は、フィルターのろ材に定着(主にリンが)し、
水換えしても水槽内に放出され続けます。特に液肥は入れない、慎重に少量
添加した方が失敗(コケまみれ)の可能性を減らせます。
あと、30cmキューブなら小型カラシン程度の生体は多くても10匹、できれば
それ以下が適正数だと思います。
そこへヌマエビ、オトシンクルスと入れるわけですし、彼等の糞は過剰栄養素
の一因になりますし、水も悪くなり生体が多ければ多いほど餌も多くなります。
因みに餌は3日に1回で良いです。毎日毎日やってるとそれだけコケのリスクの
増加になるだけです。
だけどやはり可愛いペット、どうしてもと言うなら時間を掛けて少しずつ、
皆に行き渡る最小限与えるようにしましょう。適当にポイって入れてるなら
コケは覚悟して下さい。
それと、APフードやテトラでも固形の餌の場合でも、1週間なり2週間
分小分けにしたら残りは冷蔵庫で保管して下さい。
全部仮にオシャレな容器に移し替えても湿り、酸化して油分が水槽内へ
投入される結果になるし、魚にも実は良くないです。油膜の大きな原因は
残餌にあると思います。
水草水槽で切っても切れない関係の「トリミング」
トリミングしたら葉っぱの破片が水槽内に舞いますよね。あれしっかり網や
ホースで水槽の外へ排出してますか?。
あの水草の破片はとっても水槽内、また濾過内を汚染します。2~30分なら
フィルター止めても大きなダメージ(ゼロではない)ので、出来れば止めて
手際よくやって、出た破片は極力綺麗に取り除いておきましょう。
そしてそのフィルータの掃除。
あまり頻繁にするのは良くないですが、昔からろ材は飼育水で優しく
すすぐだけにしましょうって言われます。
もちろん水道水でじゃぶじゃぶ洗ったら、せっかく定着したバクテリアを
死滅させる(彼らはあっさり死ぬ)ので、正しい事のなのですが、水槽の
維持が3ヶ月、半年となった場合は1/3~半分はその水道水じゃぶじゃぶで
綺麗にした方が良いです。
これもずっと以前、あの悪魔の「アオミドロ」に悩まされた時に実践して、
自分なりに効果があったのでそれからやってるのですが、半年以上使用した
濾材の半分は水道水で綺麗にしてカルキ抜きした水に浸して、残しておいた
分と混ぜてセットし直してます。
ずっと異端かと思ってたのですが、今回ユーチューブを見てたら同じこと
してる人が居て、「黒ひげ」に効果ある気がするって言ってた動画を見た
ので何らかのメリットがある様に思います(あくまで個人的な見解ですが)。
あと、これもおまじないレベルの物ですが、LED持ってないのでよく分かり
ませんが、照明の明るさを変えられるなら、点灯から1時間、消灯までの
1時間は暗めにした方が、水草の調子が良い「気が」しますw。
もちろん長時間の点灯はご法度であります(8~10時間で良い)。
それとある種のインテリアなので仕方ないのだけど、太陽光の当たる場所に
設置して、4面一切覆ってない人よく見るのですけど、太陽光は少しの
時間、間接的でもその威力は照明の比じゃないです。
太陽光が射す環境で、コケは当然の結果だと思います。あと盲点
なのが半透明な濾過槽のフィルターも太陽光が当たらない様にしないと
駄目です。
一説にはバクテリアの増殖にも影響があるらしいけど、アオミドロの
大きな原因になると僕は思っています。
また長々書いてしまいましたが、最後にこれから用品買って始めようって
考えてる人へ(水草水槽限定ですが)。
水槽は30cmキューブ買うなら、ADAでもコトブキでもアクロでも、あの
GEXの水槽も評判良いのでメーカーはどこでも良いと思います。
(ネットで調べても出てこないメーカー品は駄目ですけど・・・)
ただ照明はケチらない方が良いですね。照明が明るいってだけで無為に
ケアする項目が減りますしね。
今から買うならLED1択になると思いますが、個人的に調べたところでは
割高でもADAのアクアスカイ、アクロのGROWタイプが評判良いみたいです。
そして、フィルターは個人的にはエーハイムの2211を推しますが、それぞれの
事情があるので外掛けでも育成は今なら可能です。商品の幅も10年前とは
段違いですしね。
ただ、長期維持するって意味や水草の育成(CO2を添加する以上は)外部
フィルターのアドバンテージはありますし。濾過容量の大きさが濾過能力に必ず
直結しませんが、大>小なのも不動の事実です。
けど、水槽の横に設置出来るタイプは水中モーターだったりが多いし、
意外に置いてみると邪魔です^^;。
資金に余裕があるなら、今なら外部+リリィースピンで揃えるのがベターかも
知れませんね。最初に書いた酸素供給もし易いですしね。
もしガラスパイプを揃えるなら、フィルターに付いてるホースではなく、
シリコンホースを購入して使うほうが取り回しや、掃除も楽ですし繊細な
ガラスを割る危険も若干減ります。
ただ、設置直後はガラスパイプから抜けやすいので、ホースバンドは必須です。
中に入れる濾材は、個人的にも、リング濾材はシポラックス、メック、パワー
ハウスと購入し、生物ろ過もサブスト、ゼオセラ、バイオリオ、洗車スポンジ、
軽石と色々使って来ましたが、メーカーで大きな差は感じませんでした、結果
的には。
一時低コストで長期維持が可能な洗車スポンジでろ材を加工する(1cm角に
カットする)が流行って、もちろん僕もYellowHatで車も無いのに10個一気に
購入して職場の裁断機で、休み時間にちまちまカットして作ったりしましたw。
確かに濾過の立ち上がりは早く、長期の維持(掃除しないで良い意味ではない)
も可能だった気がしますが、その他の固形ろ材に比べ目詰まりも早く感じ、
また一転環境が悪くなると、落ちていくのも早い気がして、それからはサブ
ストと個人の人がネットで販売してたバクテリア定着済の軽石のろ材をミックス
して使ってます。
様々な大きさで、色んなマテリアルの軽石が入ったこのろ材が自分の環境には
合ってる気がします。
そしてCO2。
僕がCO2の添加を始めた頃は、発酵式でするのも工作から必要だった。
砂糖の塊を冷やして固めた寒天の詰まった1.5Lのペットボトルのキャップに
ホースを繋ぐ接続部品を穴を開け、熱したキリで大きさを調整し、シリコン
接着剤で固めて数日乾燥させてやっと使用。
それでも数ヶ月使ってると何処かから漏れて、また1から作り直し・・・。
今はチャームなどで発酵式用にキャップが売ってたりしますし、昔みたいに
寒天にする必要も無いみたいですが、出来たら小型タイプでもボンベ式を
1式揃えた方が良いです。
それは安定した添加が発酵式では難しいから。
夏は盛大に発酵し冬は中々発酵しない。そして添加量の微調整も不可能に近い
し、夜間発酵を停止することも出来ない。
CO2拡散器での添加も可能だけど、発酵が低下すると上手く拡散しなくなる。
ストーンは拡散器よりコケるのが早いですしね。
でもランニングコストは比べるもなく高いです。ただ30cmキューブで
常識的な水草水景であれば2秒に1滴で全然大丈夫です。そのペースなら
小型ボンベ1本で余裕で1ヶ月持ちますしね。
拡散器はやはり信者じゃなくても、ADAのパレングラスが拡散部位の
質が良いし設置をよく考えた設計になってますが、いかんせん高すぎる。
なので熱帯魚ショップで1000円前後で売られているものでOKだと思います。
あと底床はソイル一択だと思うし、アマゾニアでも僕はずっとプラチナ
ソイルですが、現在は水草一番とか言うソイルが良いらしいですね。
液肥は・・・昔安価な園芸用を更に薄めて使うのが流行った時期もあり
ますが、一気にコケる可能性もあるのでやめた方が良いです。
安いものでもないけど、そんなに使わなくて良いのでADAで良いんじゃ
無いでしょうか。
ただし、カリウムのブライティ-Kはボリ過ぎなので、水溶性カリウムを
薬局か(確か注文しないと駄目)ネットの薬剤を扱ってるショップで買い、
自分で作ったらコスト考えないでジャブジャブ使えます。
ただ水に溶解させる時にやや熱を持つのと、カリウムの顆粒はすぐ湿気る
ので必要量以外は固く封をして、冷蔵庫の奥で保管したらOKです。
カルキ中和剤は、エーハイムの4in1以外この10年は使ってないです。
後は必ずヒーターを買って最初に設置してレイアウトを決め、長めの
ピンセットとハサミを買えばアクアリウムを開始出来ると思います。
こうして書くと面倒だし、器具も安くないし、地震大国の日本では
決して向いている趣味とは言えません。
けど、1つの水槽を始めて数ヶ月後にはまた新たに水槽立ち上げて
って人は沢山いますよね。
それだけ面白く、やはり家の中で鮮やかな緑の水草が茂る中を、それに
負けない色鮮やかな熱帯魚が泳ぐ光景は癒やされます。
生体についてですが。売ってるショップの説明文などで、
「やや気難しい」「縄張り意識が強い」
って書かれてる魚は、特に30cm位の水槽では飼わない方が無難です。
例としては「エンペラーテトラ」「スマトラ」「ブルーテトラ」最近は
見かけなくなりましたが、「レモンテトラ」や「オレンジグリッター
ダニオ」などもですね。みな見た目が鮮やかで綺麗な種なので飼いたく
なるのですが、まず他の魚との混泳は出来ませんしエビも襲います。
上に書いたアベニーパファーもミナミヌマエビだと食べられますし、
テトラなどと混泳させると、例外なく尾ひれを齧られます。
それと攻撃的ではないけど何気に難しいのが、「ディープレッド
ホタルテトラ」と「テトラオーロ」ですかね。
異様なまでに臆病で、その姿を楽しめない可能性があります。
前者はその名の通り真っ赤に染まり、後者は白くて清純な感じの
可愛い種ですが最初に手をだす魚では無いですね。
個人的にオススメなのは、「ブルーネオンテトラ」「ゴールデン
テトラ(銀色の方)」、「アフリカランプアイ」ですね。
どれも3cmほどの小型種でおとなしくよく泳ぎ、丈夫でとても
綺麗です。
あと「インパイクティスケリー」と言う魚も居るのですが、30cm
なら魚だけ4、5匹しか飼えません。ちょっと他の魚を追いかけます
しね。
水槽の水に慣れると、照明の当たり方でとても鮮やかな藤色に
見えます。写真では中々その鮮やかな藤色が出てないですけどね。
意外に「青系」の体色を持った熱帯魚(小型種で)が居ないので
貴重なのですが、丈夫で飼うのは簡単ですが混泳は出来ません。
「ラピステトラ」とかが居ますが・・・@3000円は気軽に買え
ませんよね^^;。
それと無為に繁殖が可能な「グッピー」や「モーリー」などは
水槽を増やす予定が絶対に無い、出来ないなら購入してはいけ
ません。アホほど増えて中にトイレに流すとか鬼畜なバカもいる
ようですが、小さくても命ある生き物なので責任もった行動を
してましょう。
延々オカルトちっくで、説教じみたことを書いてきましたが、
この10年でアクアリウムはかなり手軽な物になりました。
アイテムの目を見張る充実に、低価格化。
そしてネットの普及によってユーチューブなどで、様々なノウハウを
動画で学ぶ事も出来るようになりました。
文章で知るより動画で見るほうが格段にわかりやすいです。
もちろん誤ったやり方をしてる人も居るので、全て鵜呑みにして
は駄目ですが、色んな情報を精査出来るのは有益です。
やっと暑かった夏も終わって、水槽を立ち上げやすい季節に
なりました。
興味を抱かれたら、思い切って始めてみてはいかがでしょう。
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